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退院時の送迎サポートは必要?介助付きタクシーで確認したい注意点と頼み方
2026.08.16

退院時の送迎サポートは必要?介助付きタクシーで確認したい注意点と頼み方

退院の日、弱った家族をどう家まで連れて帰るか——送迎の備えを落ち着いて考える

退院日の送迎は、介助に対応した送迎サービスに任せるのが安心です。理由は、入院で体力が落ちた状態での移動は、健康なときとまるで違うから。病院の玄関から車まで、車から自宅の玄関まで、この短い区間で転倒や体調悪化のリスクが高まります。車椅子のまま乗れる福祉車両や、乗り降りの介助まで頼めるサービスなら、家族だけで支える不安を手放せます。自家用車やふつうのタクシーで足りるかは、退院時の体の状態しだいです。まずそこを見極めるのが、送迎選びの出発点になります。

退院日が決まった。ほっとしたのも束の間、「あの弱った体で、どうやって家まで連れて帰ろう」という現実が押し寄せてくる。自分の車で大丈夫だろうか、車椅子はどうする、玄関の段差は——。付き添う家族なら、こうした不安が次々に浮かぶと思います。

この記事では、退院時の送迎で何に気をつければいいか、どんなサービスを選べばいいかを、具体的な注意点として整理します。漠然とした不安を「確認すべきこと」に変えて、家族が落ち着いて依頼を判断できる状態を目指します。無理に勧めることはしません。ご家庭の状況に合う選び方を一緒に考えます。

【この記事のポイント】

  • 入院で体力が落ちた退院直後は、短い距離でも転倒や体調悪化のリスクが高い
  • 車椅子のまま乗れる福祉車両や、乗降介助まで頼める送迎なら家族の不安が減る
  • 退院時の体の状態を病院で確認し、必要な介助の中身を伝えるのが失敗しない鍵

この記事の結論

  • 退院直後の移動は、介助に対応した送迎を選ぶと安心できる
  • 車椅子・歩行状態など、体の状態に合う車両かを事前に確認する
  • 病院の玄関から自宅の玄関まで、一貫して支えてもらえるかが判断軸

退院の送迎を「ふつうの移動」と同じに考えてはいけない理由

「タクシーを呼べば済む」と思いがちですが、退院の移動には独特の難しさがあります。まず、なぜ普段の移動と違うのかを分けて考えます。

入院明けの体は、家族が思う以上に弱っている

数日から数週間の入院でも、体力や筋力は驚くほど落ちます。ベッドで過ごす時間が長かった分、立ち上がりや歩行がおぼつかなくなっていることも多い。よくあるのが、家族は「入院前と同じ」と思っているのに、本人は玄関の一段でふらつく、というケースです。退院という区切りは元気になった印象を与えますが、体の実態はまだ回復途上のことが少なくありません。この「見た目と実態のずれ」を前提にしないと、送迎の見立てを誤ります。

ある岐阜市内のご家族は、退院の日に自家用車で迎えに行ったものの、想像以上に本人が歩けず、病院の駐車場で立ち往生しかけたと話していました。「入院前は普通に歩いていたので、まさかと思った」とのことでした。手術や長めの入院のあとは、こうしたことが珍しくありません。だからこそ、退院が決まった時点で「どのくらい動ける状態で帰ってくるのか」を家族が把握しておくことが、送迎手段を誤らない第一歩になります。楽観も悲観もせず、実態を確かめる。ここが出発点です。

転倒や体調悪化が起きやすいのは、車の乗り降りの瞬間

退院時の移動で家族がもっとも気を張るのは、病院の玄関から車まで、車から自宅の玄関までの短い区間です。国土交通省も、福祉輸送を高齢者の移動確保の柱として位置づけていますが、その本質は「道路から道路」ではなく「玄関から玄関」を支える点にあります。ふつうのタクシーは車道までの移動が前提で、この一番危ない区間の介助はカバーしません。段差でつまずく、乗り込む拍子にひやりとする。この瞬間を専門の乗務員に任せられるかどうかが、安心の分かれ目です。

「家族で何とかする」が、かえって危ないこともある

正直なところ、慣れない家族が支えるより、介助のプロに任せたほうが本人にとって安全な場面があります。抱えるように支えて腰を痛める、力の入れ方を誤って本人がバランスを崩す——善意でも、こうした事故は起こり得ます。介護タクシーの乗務員は、体の状態に合わせた介助の仕方を心得ています。家族が全部を背負おうとするより、危ない区間だけでもプロに委ねる。それが、本人と家族の双方を守る現実的な選択になることがあります。

とくに、退院を担う家族自身が高齢というケースは増えています。年老いた配偶者が、同じく年老いた本人を一人で支える。この「老老介護」に近い状況では、送り迎えの負担がそのまま送り手の体をむしばみます。国土交通省も、こうした福祉輸送を高齢者の外出を支える仕組みとして重視しています。頼ることは決して後ろめたいことではなく、その後の在宅生活を無理なく続けるための備えです。退院の一日を安全に越えることが、その先の暮らしの土台になります。

退院送迎で失敗しないために、確認しておきたいこと

不安を減らすには、依頼前に押さえるべき点をはっきりさせておくことです。ここでは、退院送迎を頼むときの具体的な注意点を整理します。

退院時の「体の状態」を病院で確認して伝える

まず出発点は、退院時に本人がどこまで動けるかを把握することです。自力で歩けるのか、車椅子が要るのか、座った姿勢を保てるのか。病院の看護師やリハビリ担当に、退院時点の状態を確認しておくと安心です。日本タクシーには車椅子対応車のほか、寝たままの移動に対応する寝台車もあります。座位が難しいのか、車椅子のままがいいのか——体の状態が分かれば、必要な車両も自然と絞れます。ここを曖昧にしたまま手配すると、当日に「乗れない」という事態になりかねません。

「玄関から玄関まで」対応してくれるかを聞く

次に確かめたいのが、対応してくれる範囲です。介護タクシーの強みは、自宅の玄関から車、車から病院の受付や自宅の玄関まで、一貫して支える点にあります。予約時に「病院の玄関先から車まで介助してほしい」「自宅は玄関前まで、段差の介助もお願いしたい」と、区間を具体的に伝えておきましょう。車椅子のままスロープやリフトで乗車できるか、車内で車椅子を固定できるかも確認しておくと確実です。範囲を最初にすり合わせておくことが、当日の混乱を防ぎます。

見落とされがちなのが、自宅側の事情です。玄関までに階段がある、通路が狭い、エレベーターのない集合住宅の上階、といった条件は、介助のしやすさを大きく左右します。病院側は平らでも、自宅は段差だらけということは珍しくありません。だからこそ、病院の状況だけでなく「帰り着く自宅の玄関まわりがどうなっているか」も併せて伝えておくと、乗務員が必要な準備を整えやすくなります。ケースによりますが、こうした自宅側の情報を先に共有しておくかどうかで、当日の安心感はずいぶん変わります。

退院日は前もって決まる。だからこそ事前予約が効く

退院日は、多くの場合あらかじめ分かります。急な事故や発作と違い、数日前には見通しが立つことがほとんどです。だからこそ、日時が決まった段階で早めに予約しておくのが賢明です。日本タクシーは昭和25年の創業以来24時間営業を続けており、急な退院や早い時間の退院にも相談できますが、車椅子対応車や寝台車は台数に限りがあります。ケースによりますが、退院が決まったら早めに車両の空きと介助内容を伝えておくと、当日を落ち着いて迎えられます。電話配車のほか、事前予約でしっかり日時を押さえておくと安心です。

よくある質問

Q1. 退院時の送迎は、ふつうのタクシーではだめですか?

  1. 自力で歩ける状態なら通常のタクシーでも移動できます。
  2. 車椅子や介助が必要なら福祉車両が安心です。
  3. 退院時の体の状態で選ぶのが基本です。

Q2. 車椅子のままでも乗れますか?

  1. 介護タクシーはスロープやリフトに対応します。
  2. 車椅子のまま乗車し車内で固定できます。
  3. 予約時に車椅子の利用を伝えてください。

Q3. 寝たままでないと移動が難しい場合は?

  1. 寝台車で寝たままの移送に対応できます。
  2. 座った姿勢を保てるかを病院で確認しましょう。
  3. 体の状態を伝えれば適した車両を提案できます。

Q4. 病院の玄関から自宅の玄関まで支えてもらえますか?

  1. ドア・ツー・ドアで一貫して介助できます。
  2. 段差の介助も含めて事前に相談できます。
  3. 対応してほしい区間を具体的に伝えてください。

Q5. 家族が付き添えなくても頼めますか?

  1. 乗り降りの介助まで乗務員が対応します。
  2. 家族の同乗が難しくても相談できます。
  3. 本人の状態を事前に共有しておくと安心です。

Q6. 退院当日の急な依頼にも対応できますか?

  1. 24時間営業のため急な退院でも相談できます。
  2. ただし福祉車両は台数に限りがあります。
  3. 退院日が決まったら早めの予約が確実です。

Q7. 予約のとき、何を伝えればいいですか?

  1. 退院時の体の状態と歩行の可否を伝えます。
  2. 車椅子や介助の要否、必要な区間を伝えます。
  3. 退院の日時と病院・自宅の場所を共有します。

まとめ|退院の送迎は「介助まで頼めるか」で選ぶと安心できる

退院日の移動がふつうの外出と違うのは、入院で弱った体を、転びやすい区間を通って家まで運ぶ点にあります。だからこそ、車道までではなく玄関から玄関まで、乗り降りの介助まで頼める送迎を選ぶと、家族の不安は大きく減ります。まず確認すべきは、退院時の体の状態です。

この記事のまとめ:要点3つ

  • 退院直後は体力が落ち、短い区間でも転倒や体調悪化のリスクが高い
  • 車椅子対応車や寝台車など、体の状態に合う車両と乗降介助を選ぶと安心
  • 退院時の状態を病院で確認し、必要な介助と区間を伝えて早めに予約する

「退院日が決まったのですが」という一本の電話から始めて大丈夫です。日本タクシーは岐阜で長く、通院や退院など体調に不安のある移動に向き合ってきました。介助の中身や車両の相談も含めて、まずは状況を伝えてみてください。

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